最有効使用の原則とは?
一般に不動産の価格というのは、最有効使用を前提として把握される価格を標準として決定されます。
つまり、不動産というのは、他の財とは違って、用途の多様性を持っているので、同じ不動産について、異なった使用方法を前提とする需要が競合する場合には、その不動産を利用することにより、利潤が最大となるような需要者が、最も高い価格を提示することができます。
これは、その不動産の効用が最高度に発揮されるような可能性に最も富んだ使用ということになりますが、客観的にみて、良識と通常の使用能力を持った人よる、合理的かつ合法的な最高最善の使用方法を意味するともいえます。
ちなみに、最有効使用の原則は、鑑定評価の際に、最も重要な効用分析の指針となります。 |