住宅を購入するときの消費税について注意する点はありますか?
原則として、住宅購入時にかかる消費税というのは、物件の引渡し時点で課されることになっています。
しかし、以下のようなケースでは、契約から引き渡しまでに1年以上かかることもあるため注意が必要になります。
■マンションのように建設工事に時間のかかるケース
■建物が未完成の状態で売買契約を結ぶケース
というのは、こういったケースの場合ですと、契約時点の消費税は5%であっても、その後引渡しまでの間に消費税率がアップしてしまい、思わぬ支出に見舞われてしまうという可能性があるからです。
仮に、もし20010年4月から消費税が上がるとすると、完成までに1年かかる住宅を購入する場合には、2009年3月までに契約する必要があるということになります。
前回の消費税がアップしたときはどうだったのですか?
前回の消費税がアップしたときには経過措置がとられました。
具体的には、消費税アップの半年前までに契約を済ませていれば、仮に引渡しが消費税アップ後になったとしても、消費税アップ前の税率が適用されるケースもありました。
なので、今後もし消費税がアップすることになっても、同じように経過措置がとられる可能性は大きいです。
ただし、実際にはどうなるかはわかりませんから、これから住宅を取得しようと考えている方は、念のためこのことについては頭に入れておきたいところです。 |